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フリーランスがやりたいことで食べていくための5つのステップ

著者のWebメディアからの転載記事です。
(著者:黒田悠介さんからの承諾はいただいております)

概要

フリーランスになったからには自分の好きなことで食べていきたい。そんな方のために、実現方法を5つのステップでお伝えします。

わたしがフリーランスを始めたのは2015年の8月。最初から見据えていたわけではないですが2年間でこの5つのステップを経てようやく「やりたい仕事で食べていく」という状況になりつつあります。

世の中にはそういった働き方を目指している方も少なくないはずなのでここで公開しようというわけです。

ステップは以下のとおり。

1.水平展開→2.絞込→3.垂直展開→4.利他化→5.自動化

1.水平展開

最初は実験だと思って何でもやってみる。非効率でもいいし、単価が低くてもいいから水平に可能性を広げてみる。思い込みを捨ててフラットなマインドで色々なことに挑戦するべし。

2.絞込

1の様々な取り組みを経て自分のやりたいことや得意分野、クライアントからの期待が分かってくる。ここで「WILL(やりたい)」「CAN(できる)」「NEED(必要とされる)」の3つが重なる部分の仕事を選び、そこだけにあなたのマーケティングやブランディング、リソースを集中させるべし。やらないことにした仕事の依頼はビジネスパートナー(仕事仲間)を見つけて任せるのがよい。

3.垂直展開

2で選んだ仕事について垂直方向に可能性を広げてみる。初期は下流工程に関わることが多いが、仕事内容や視点を上流工程に上げていく。垂直統合した価値提供をしてもいいし、上流工程のみに特化していくのもよい。

4.利他化

フリーランスとして経験を重ねると実績がつき、繋がりが増え、発信力が備わってくる。このタイミングで企業における理念のような位置づけの「自分の仕事の社会的意義」について考える。利他性を意識する。この社会的意義や利他性によってあなたの協力者が増え、新たなチャンスが巡ってくることがある。

5.自動化

4で協力者が増えると、そのなかでも信頼関係があり「自分の仕事の社会的意義」に共感してくれている人がエヴェンジェリスト(伝道師)となり、あなたにクライアントや仕事を紹介してくれるようになる。2で集中させたマーケティングやブランディングの蓄積や、3で得たスキルの希少性も相まって営業する必要がなくなり、安定的にやりたい仕事が入ってくるようになる。

さいごに

ステップは以上です。

少し単純化しすぎかもしれませんが「水平展開→絞込→垂直展開→利他化→自動化」という5つのステップによって「やりたいことで食べていく」状況を作り出せると思います。

実際は5つめのステップで終わりではありません。5から1に戻って新たに水平展開することで、自分の可能性を拡張し続けられるはずです。私もそろそろ1に踏み出そうと考えています。