著者のWebメディアからの転載記事です。
(著者:黒田悠介さんからの承諾はいただいております)
概要
フリーランスに限らず多忙なビジネスマンには、常に生産性をあげる意識が必要です。報酬が高くなったり自由に使える時間が増えることをめざして日々の仕事を見直していきましょう。
小さなことから大きなことまで、いろいろな打ち手があります。ここではフリーランスの経験を通じて身につけた仕事術を「秒速仕事術」という大層な名前をつけて、特に効果的だったものを皆さんにご紹介したいと思います。
1.メールをやめる
できる限り全ての連絡の場をFacebookメッセンジャーとSlackにしています。関係者が多くなる場合に極稀にメールでのやり取りが発生しますが、多くても年間で5回くらいしかメールはしていません。
チャットの空気感のおかげで面倒な挨拶文を書く必要もないですし、返事も「ok」やスタンプで済みます。
通知が多くて鬱陶しいこともありますが、そのときは通知をOFFにして、あとからゆっくり読むという手があります。
メールチェックの時間がなくなったことで、かなりの時間を節約できています。
2.1分で終わることはその場で終わらせる
放っておくとタスクリストはどんどん長くなります。たくさんのタスクがあると気になって目の前の作業に悪影響が出る場合もあります。
だから、できるだけ積んでおくタスクは少ない方がいい。もし1分で終わる仕事があれば、その場で終わらせてしまうのがいいでしょう。
例えば、領収書の処理は発生したその場でfreeeに登録して終わらせてしまう。返信はとりあえず一瞬でして、必要に応じてあとで追記する。名刺はその場でeightに登録する。議事録はメモを共有するだけに留める、など。
3.他の人に任せる
どんどんアウトソースしましょう。全てを自分でやる必要はありません。お金を払って時間を買いましょう。例えば家事は、共働きの場合はとくにアウトソースするという方法が有効なことがあります。
ちなみに、私の福岡での活動は、予定調整は現地のパートナーにアウトソースしています。
4.仕組み化する
繰り返し発生する作業があれば、仕組み化すべきです。ITを活用したり、環境を整備しましょう。認知的リソースを使わないで済むなら、その方が良いのです。
例えば、読んだ本を振り返ることが多いなら、Evernoteで管理して検索可能にする。Facebookでの投稿が自動的にTwitterにも投稿されるようにする、など。
5.そもそもやらないことにする
いつの間にか形骸化した作業があるかもしれません。なんでこの作業が必要なんだっけ?という問いに応えられない作業があれば、それはもうやめてしまいましょう。
特に情報収集のように終わりのない作業は、定期的に見直さないと時間のムダになってしまいやすいです。
何か不具合がでてきたら復活させればいいだけなので、まずはやめてみましょう。
最後に
こうして生産性をあげることで、どんどん自分の仕事が減っていきます。そうやって最後に残ったものが、あなたの提供価値になります。
常にいまの仕事を問い直す
そういった心構えでいたいものです。