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戦略的“タダ働き”のススメ

概要

今日、執筆のご依頼をいただいた。

「自分の好きなこと」だけをテキトーに書いていたブログの問い合わせフォームからだ。

しかも、ライター実績からではなく、趣味で書いたブログ記事から。

何の報酬もなくテキトーに書いていたものに値段がチャリーン!とついた瞬間でもあった。

最近2週間に1度のペースで「複業」について人前で講義をする機会があるのだが、そこでわたしは決まって必ず言うことがある。

「最初はタダでも良いから勝手にやれ!」

たしかに、タダでやることは「自分の価値を下げてしまうのでは…」「損なのでは…」と思うかもしれない。

無償でイラストを描いたり、レポートを書いたり、写真を撮ったり。

でも、はじめはみんなタダから始まっている。

1円ももらえないようなブログを安くないサーバー代を払い、それなりの時間をかけて書く。

バカ高いカメラとレンズを買って、重いのに毎日持ち歩いて写真を撮る。

頼まれてもないのに脳みそをフル回転させながらセミナーの内容をせっせとツイートする。

なぜか? それは、最終的にはお金目的かもしれないけど、大前提、手を動かして世に出さないと何も始まらないからである。

以前、オンラインサロンについて

「どうしてお金を払ったうえにタダで仕事をさせているのか?」

という議論があったと思うけど、これに通ずるものがあると思っている。

オンラインサロンは、展示会付きの習い事みたいなものなのだと思う。

普通ならば、写真をタダで撮り、自分のポートフォリオを作っていくところを、オンラインサロンならば、サロンのなかで技術を磨きつつ、しかもサロン名を借りて発信することでより多くの人の目にとまることができるのだ。

側から見ると「タダ働き」に見えるけど、実は「技術が磨ける」「自分に博がつく」「認知される」というとってもオイシイ仕事なのである。

だからみんな、「タダ働き」なんて思わずに進んで手を挙げる。

むしろ、習い事ってそうじゃないか。ぼんやり座っているよりも、失敗しても手を挙げまくって宿題増やしてもらって勉強したほうが、作業量は増えるし苦労はするけど月謝のモトが取れる。

話は逸れたけど、つまるところ、目先のお金よりも、長期的な目線でやったほうが大きなものとして返ってくることもあるということ。

最初は何もなくても焦らない。

勝手にやっていれば、勝手に値段がついてくる。

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