著者のWebメディアからの転載記事です。
(著者:すだあゆみさんからの承諾はいただいております)
概要
ライターのお仕事をして2~3年目のころだったと思います。
毎月継続してお仕事をいただき、2年くらいお付き合いのある会社のお仕事でした。なんとなく「単価交渉してみようかな」と思いました。
お金の交渉、して良かったんだね
「交渉してみよう」と思ったのは、そのとき読んでいた漫画で交渉のシーンがあったからだと記憶しています(どんな漫画だ)。
その漫画のおかげもあるし、海外では自分の仕事に対するギャラ交渉が、もっとカジュアルに堂々とおこなわれているという情報も耳にしていました。
そして交渉は「思ったときにやらないと、たぶんずっとできない」という、何かしらの圧も加わり、勢いのままにクライアントに単価交渉を願いでました。
掲示額は「今より30%上乗せ」
今思うと、ムチャしたよなぁ・・・と思うこともありますが、私から掲示した額は「当時の報酬+30%」でした。
ちょっと、いえ、かなりドキドキしながらクライアントからの返事を待っていたところ、すぐに
「あ、いいですよ」
の返事がきました。
正直、
もっと早くいえば良かったーーーー!!!
と思ったのを覚えています。
交渉は「相談のつもり」で
「すでにもらっていて、一定期間請け負っている仕事」
を途中から「もう少しいただけますか?」と交渉するのは難しいといわれています。「それをするなら最初から」ということです。
だけど、やってみて初めて
「こんなに工数多かったんかい!」
「リサーチに時間かかる案件だなぁ」
となることもあります。
だから、個人的には「価値あるぞ!私、貢献してるぞ!」と思ったら、そのタイミングで交渉すればいいな、と思っています。
大切なことは「相談するつもり」で交渉することです。
・このお仕事をこれからもやり続けたい
・いいものを提供し続けたい
という気持ちを伝えたあとで、そのために
「今の額だと難しいところがあって、相談したいんです」
と伝えます。私もそうしました。
伝わった結果が、交渉成功だったのだと思います。
交渉は怖くないよ
とはいえ、単価交渉なんかしたら「あっそ。もういいよ」といわれそうで怖い、という人もいます。
仕事がなくなるリスクを冒してまで、交渉できない。
そうですよね。仕事なくなるの、ほんと怖いです。
そんな人は「仕事のもらい先」を少しずつでもいいから、増やしていくとちょっと楽になっていきます。
私が交渉できたのは、ほかにも別のクライアントさんからの仕事があったことと、そのクライアントからの収入がそれほど多くなかったからです。
1つのクライアントさんからの収入に偏らないようにすることが、結果的に心の余裕につながりました。
月に1回くらいは、新規開拓してみるのもおすすめです。