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フリーランスのエンプロイアビリティと定年について

著者のWebメディアからの転載記事です。
(著者:黒田悠介さんからの承諾はいただいております)

概要

フリーランスは「会社員に戻るとしたらどんな会社でどんな給料、裁量だろうか?」という健全な危機感を持っておいた方がいい。エンプロイアビリティの向上という指針は、会社員だけでなくフリーランスにも当てはまります。

ちなみにエンプロイアビリティはWikipediaによれば以下のような意味合いです。

企業が従業員を雇用する場合に、その従業員が持っている雇用に値する能力のこと。現代社会では産業の変化が激しいことや、終身雇用制の崩壊などで自身の地位の安泰も厳しくなっていることから、従業員は常に自身の能力を高めておいて、異動や転職などといった環境の変化にもスムーズに適応できる必要性が高まってきていることからもエンプロイアビリティというのは重要とされる事柄となっている。

自身のエンプロイアビリティを上げる努力をしていかないと、「フリーランスでいるしかない」という不自由に押し込められることになりかねません。フリーランスにおける上司の不在が、エンプロイアビリティの低下につながる懸念については以前のこちらの記事に書いたとおりです。

「フリーランスの定年」という考え方

一部のフリーランスにとっては「フリーランスの定年」という考え方があります。彼らは30代後半から会社員に戻っていく。フリーランスをやめることを「フリーランスの定年」と呼んでいます。

彼らの話を聞くと「フリーランスよりも会社員の方が働く環境が整っていて、本業に集中できる」とのこと。専門性を高めたい人にとっては、フリーランスで幅広い経験したうえで専門性を高めやすい環境の整った会社員に戻るという選択肢はアリなのです。

でもそのためには自身のエンプロイアビリティをときおり見直す必要があります。わたし自身も、どんな会社が雇ってくれるかな、というのは定期的に考えていますし、企業からそういったオファーがあると安心します。

フリーランスのエンプロイアビリティというのは、今年伝えていきたいことの1つです。