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ライター初心者は「イベントレポート」からはじめよう

ライターの仕事にもいろいろあるけど、1番多いのは「取材」「SEO記事」そして「イベントレポート」だと個人的には思っています。

実際にわたしが本業とは別で初めて請負った仕事が「イベントレポート」でした。そして、「イベントレポート」はライター初心者に適した仕事だとも感じています。

1. 大きな手間がかからない

取材の場合、自分で質問をしながら相手の話を聞いていくので、その場でできるのはせいぜいメモ程度。家に持ち帰り、書き起こしながら構成を練る…となると初心者にはなかなかハードルが高いです。

一方で、イベントレポートであれば、イベントに参加しているあいだはリスニングに集中することができるので、タイピングの速い人であればすぐに仕上げられる可能性が高い。

また、客観的な出来事をレポーティングしていくので、モノにもよりますが、自分の感情を注ぎ込む必要もあまりありません。

イベントレポートで求められるのは圧倒的な筆力ではなく、イベントの熱量が冷めないうちに納品するスピードと、内容をきちんと届ける力です。

2. 「無駄なものを削いで整える」力がつく

ライターとしての最初の壁は、まず文章を整えるところから始まります。どの漢字をひらくのか、話し言葉はどこまで残すのか、蛇足となるような部分をどうするか。

そんな「無駄なものを削いで整える」ライターの基礎が身につきます。

最近では、『notta』という精度の高い自動文字起こしアプリもあるので、実質文字起こしは自動化できるようになりましたが、生の声を文章へと整えていくのはライターの仕事。

取材も含めて、「書き起こしを整える」という仕事はライターにつきものなので、ぜひ身につけてほしいです!

3. 需要があり、初心者でも任せてもらえることが多い

そして、イベントレポートには確実に需要があることも、初心者ライターにとってはメリットになります。

今やオンラインでも大きなものから小さなものまでセミナーやイベントなどが開かれており、イベントの数だけ記事化の仕事があります。参加できない人などは、追ってイベントレポートを読むことも多いです。

「イベントレポートを書かせてください!」というところから仕事につなげることもできますし、仕事ではなくても勝手に個人のnoteでイベントレポートを書けば運営の目に止まることもあります。(そうやってライターのキャリアを築いていった人がわたしのまわりには5人ぐらいいます…)

「イベントレポート」は実績ゼロのところから一歩を踏み出すチャンス!

大きなイベントではなくても、コミュニティの定例会でも何でも、レポーティングしてみることからはじめてみてください。

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