著者のWebメディアからの転載記事です。
こんにちは!ゆぴ(@milkprincess17)です。
こちらのnoteは、会社員時代にシーライクスさんで担当していた「複業(副業)講義」を文章にまとめたものです。
これから複業をはじめてみたい人、フリーランスになりたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
【5000字】あるので、お時間があるときに読んでいただければ幸いです。
はじめに、私が複業をはじめるまで
まず、「誰だお前は?」という人に向けて。
はじめまして、ゆぴと申します。
現在わたしはライターとして取材記事やコラムを執筆しています。
が!ほかにも声優、カメラマン、グラフィックレコーダーなど幅広く活動しております。
しかし、これらの活動をはじめたのはTwitterをはじめて3ヶ月ほど経ってからのこと。
それまでの私は、さまざまな複業(副業)や新しい働き方に関するイベントに参加しながらも、イマイチ具体的な始め方がわからずにずっとくすぶっていました。
「まずは自分のことを発信してみよう!」と言われても、「いや、自分のことで発信することなんて何もないっス…」みたいな。
複業というのは、特別な人じゃないとできないことなのだと思っていました。
“何”でも複業になってしまう時代
この記事をひらいたあなたは、「複業をしてみたいけど始め方がわからない」というかつての私のような方たちなのだと思います。
皆さんは「何」で複業したいですか?
一般的に、イラストや写真、文章などのわかりやすいスキルは複業のイメージもしやすいかと思います。
でも、今は旅行や料理、運動なども複業になる時代なんです。
実際にわたしの友人のなかには旅行ブログをやっていたり、レシピの開発をしていたり、ストレッチ指導などの複業をしている人もいます。
では、そんな自分の「好きなこと」や「得意なこと」を具合的にどうやって仕事にしていけばいいのか。
それは「SNS」で複業すること。
なぜなら、SNSで複業するのがもっともラクで確実だからです!
実際に私も、Twiterでの発信をはじめてから、気付けば複業をしている状態になっていました。恐るべし、SNS。
ちなみに、SNSがめんどくさいあなたへ
ちなみに、SNSがめんどくさい人や、どうしてもSNSをやりたくない人のために救済措置も用意しておきます。
『ランサーズ』や『クラウドワークス』のようなクラウドソーシングサイトに登録し、案件に応募してみたり。
手作りをするのが好きなら『minne』でアクセサリーを売るのも立派な複業ですし、『ココナラ』で似顔絵や小さなスキルを売ることもできます。
他のサイトなどに関しては、西村創一朗さんの『複業の教科書』に詳しく書かれているのでぜひ読んでみてください!
どーーーーーしてもSNSをやりたくない人は、サイトのなかだけで複業するのも手。
ただ、いずれにせよクラウドソーシングもSNSをやっているほうが有利だということを忘れずに。
なぜなら、ライターなら記事拡散までセット提案できるし、SNSから人柄がわかることもあるからです。
現代において、SNSとは避けては通れない道になってきているのです!
自分で自分の価値を決めてはいけない
さて、いよいよここから具体的な複業の始め方について話していきたいのですが、まず最初に忘れてはいけないことをお伝えしておきます。
それは、自分で自分の価値を決めないこと。
「自信のない人」はとことん自信がなく、勇気が出なくて自分の制作物をSNSに載せるのに抵抗があったりします。
私もそうでした。この画像は全部iPadで描いているのですが、お世辞にもうまいとは思ったことがなく(笑)
でもこんなイラストでも、SNSに載せてみたら有償のイラスト依頼をいただくことができました。
自分で自分の価値を決めることほど意味のないことはないのよ!!!
価値を決めるのは自分ではなく他の誰か。はい、ここテストに出ます。
これは私が初めて出したノウハウ系noteなのですが、「Twitterの運用法なんて、もう語り尽くされてるだろうな〜」と思いながらも出したら、めちゃくちゃバズって1週間でフォロワーが1000人増えました。
ね、自分で自分の価値を決めるって意味ないでしょ。
SNSから仕事につなげる3箇条
SNSから仕事につなげるには、下記の3つが大事になってきます。
1. 磨く
2.育てる
3. のっかる
ひとつずつ、説明していきます。
1. スキルを”磨く”
まずは大前提、自分の売りとなる「スキル」を磨くこと。
「今の自分には誇れるスキルも強みもありません…」という人は、とりあえずいろんなものにチャレンジしてみよう!
たとえば、わかりやすく資格をとるのも良し、オンラインスクールに通って勉強するも良し、本を読み漁るのも良し。
今アツいのは「動画」「デザイン」「ライティング」「プログラミング」と言われています。
「これはイケそうだな」という手応えを感じたら、そのスキルや知識を磨いてください。
「写真」×「ライター」のようにスキルを組み合わせるのもその人だけの特別な強みになるのでオススメです。
2. ポートフォリオを”育てる”
続いて、いよいよSNSを使ってポートフォリオを育てていきます。
自分の強みや、やっていることをSNSでアウトプットしてみましょう。Twitterの場合、はじめは1日10〜30ツイートほどすると良いと言われています。
ただ、ツイートするだけでは誰にも届かないので、自分と似たような人(駆け出しライターなど)や、仕事をくれそうな人(編集者など)をきちんとフォローしておくこと。
そして、自分からリプしたり、引用RTをしたり、絡んでいくのも大事。「発信」と言われると自分がなにを呟くかにフォーカスしがちですが、SNSはコミュニケーションツールなので、誰かと話すことで初めて生まれるものもあります。
ぜひ積極的に絡んでいきましょう!
そのうえで、たとえばライターをやりたいなら、文章術に関するツイートや、自分自身の文章のアウトプットをしていきます。
ちなみに、「勉強過程」をアウトプットするのもオススメ。実際に下記のツイートはわたしが先輩から「ひらく漢字」を学んだときに自分用にまとめたものです。
「自分用のメモ」も誰かにとっては有益情報になる。
自分がやりたい仕事に合わせて発信するのは重要です。
たとえば、被写体をやりたいなら、被写体をやったときの写真を投稿することで、カメラマンさんと繋がれたりします。
ここでポイントなのは、身内アカウントと分けること。
「知り合いがみてるかも…」と思うとチキッてツイートがしづらくなるので、新しくお仕事用のアカウントを作るのがオススメ。
詳しくは、300円課金になってしまいますが、こちらのnoteも参考にしてみてください。
また、SNSとすごく相性が良いのが「note」。ライターじゃなくてもぜひやっていてほしいものです。
SNSがフロー型(流れていってしまう)のに対し、noteはストック型(溜まっていく)ので、時間が経っても読まれますし、長文が書けるので自分の思いやノウハウを共有するのにぴったりなプラットフォームです。
誰かに「価値」を与えるアウトプットであること
さて、頭が混乱してきたかもしれませんが、仕事につなげるために、SNSやnoteでの発信で意識することは基本的にたったひとつだけです。
それは、誰かに「価値」を与えるアウトプットであること。
たとえば、私が今せっせと書いてあるこちらのアウトプット。すでに複業をしている人にはまったく役に立たないかもしれませんが、複業初心者にとっては「価値」のあるアウトプットですよね。
「ここのレストランおいしー」ってツイートはただの感想だけど、「ここのレストランは雰囲気が良くてデートにぴったり。時間帯は18時前後だと人も少なくて良い感じ。メニューはチキンがジューシーでおいしい!」ってツイートは、誰かに「価値」を与えるアウトプットなんです。
誰かに「価値」を与えるアウトプットは好かれます。「いいね」されます。「尊敬」にもつながるかもしれません。
「注意することがありすぎて頭がおかしくなりそう!」という人は、ぜひこれだけでも意識してみてください。
口コミ0件のお店に行きますか?
皆さんは、新しくできたカフェに行くとき、まずは何を参考にしますか。
おそらく、まずはグルメ系サイトのレビューや、SNSでの口コミを見るのではないかと思います。
口コミ0件のお店って、ちょっと入りづらいですよね。
SNSで仕事を取る場合も同じで、「この人に頼みたい!」と思わせるには、実績作りが必要になってきます。
では、人脈も知名度もないのにどうやって「実績」を作っていけばいいのか。
3. コミュニティ・人・イベントに”のっかる”
というわけで最後はこれ。自分に人脈も知名度もないのであれば、のっかっていくしかないよね!!!!(笑)
もちろん、別にのっからなくても発信を続けていれば、いつか誰かに見つけてもらえて、仕事につながる可能性もあるかと思います。
でもね、「のっかる」というのは1番のショートカット、つまり近道になるんですよ。
具体的には、下記のような方法があると思っています。
1. コミュニティに入る
2.インフルエンサーに絡む
3. イベントに行く
まず、コミュニティに関してですが、CAMPFIREやDMMオンラインサロンを見てみると、さまざまな経営者の方や運営しているコミュニティがあります。
そこに!!のっかっちゃえ!!
各コミュニティには必ずと言っていいほど「ライターチーム」や「SNS運用チーム」「デザインチーム」というのがあって、未経験でも受け入れてくれて、そこで経験を積みながら実績をつくることができます。
私も「朝渋」というコミュニティで「書かせて〜」と立候補してライターをやらせてもらったことがあります。
コミュニティというのは通常お金を払って所属するものなので、「お金を払って働くなんて…」と思うかもしれませんが、「お金を払って実績をつくれる場所」と再定義しなおしてみると、めちゃくちゃコスパが良いと思います。
「ただの人」を「ライター」にしてくれるんだもの。
報酬がなくても、まずは実績をつくるために無料で働いてみるというのはすごく大事なことだと思います。
最終的に取り返せばいい。そのぐらいの気持ちで取り組むとうまくいきやすいです。
あと純粋にコミュニティに入ると必然的に相互フォロワーが増えたり繋がりが増えるので仕事に結びつきやすいというメリットもあります。
なお、無料のコミュニティもあるのでどうしても金銭的に厳しい人は探してみてください。ただ、経験上有料のほうが審査もありますし、運営がきちんと回っている印象です。
続いて、インフルエンサーや有名人に絡むというのも、「なんか媚を売ってるみたいでヤダ…」と思うかもしれません。
でも、たとえば発信力の強い人が「デザイナー募集してます!」と発信していたら、手を挙げてみるだけで、その人が自分のことを拡散してくれる可能性もありますよね。
インフルエンサーさんは自分で手を動かさなくなっていくもの。最終的にYouTube動画を外注したり、デザインを外注したりしていく方が多いです。
わたしのまわりにもYouTuberさんの動画制作を担っている人が結構いたりします。仕事はお金がある人のまわりに集まるのや。
そして、最後はイベントに行く、というもの。オフラインでもオンラインでも良いのですが、イベントに参加すると、最近では必ずと言っていいほど「ハッシュタグ」が設定されています。
そのハッシュタグにのっかって、自分でイベントの様子を実況ツイートしたり、イベントレポートを書いてみたりすることで、イベントに参加してくれた方や、主催の方が見てくれて、仕事につながるパターンもあります。
実際に私も、イベントに参加して勝手にグラレコをしていたら、それがそのまま仕事につながったことがありました。
イベントは、直接誰かと話したりしなくてもアウトプットする機会がもらえるので、とてもオススメです!あと、フォロワーも増えやすいし、読まれやすい。
「誰かがよろこぶこと」を勝手にやる
この「のっかる」部分で共通しているのは、「誰かが喜ぶこと」を勝手にやる!ということだと思います。
誰かが喜ぶことを勝手にやれば、誰かが喜ぶ。気に入ってくれる。広めたくなる。
そうやって自分のアウトプットが評価されて、仕事につながっていく。
そう考えると、とてもシンプルですよね。ご近所さんで、「あの人が書く文章ってとってもいいのよ〜」っていう口コミが勝手に広がっていって、勝手に仕事が来るようになる。
このサイクルを、SNS上で作っていくんです。
具体的にイラストにしてみるとこんな感じ。
イラストレーターは、ポートフォリオサイトを作り、依頼が来るのをただ待つだけではお仕事は来ません。
自分でTwitterやnoteでイラストや思いを発信する。そして、イベントやインフルエンサーにのっかって勝手に描いて、そこから拡散されて認知度が上がり、結果的にそれがポートフォリオになって仕事につながっていく。
これが、SNSから仕事につなげる流れです。
特別な人だけができるんじゃない。行動した人だけができるようになるんです。シンプル!
複業をはじめるWork
ということで、具体的なワークで本講義を締めたいと思います。
インプットしても、アウトプット(行動)に移せなきゃ意味がないからね!
皆さんの「複業」の概念が、そして明日からの行動が変わっていきますように。
また、感想もぜひツイートしてくれたら嬉しいです!喜んでリツイートしにいきます!!
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