著者のWebメディアからの転載記事です。
(著者:すだあゆみさんからの承諾はいただいております)
概要
こんにちは!すだです。みなさん、お元気ですか?
私は10年ライターをやっていて、取材記事を書くことが主な生業ですが、今は企業広報なども請け負い「PRライター」の名のもとに活動しています。
突然ですが、みなさんの中にSNS経由で新規のお仕事をいただいている人はいるでしょうか?
よく「仕事の依頼は、SNSからも来ますよ」という人がいますが、あれって一体どういうことなんでしょう。
めちゃくちゃ実績があって、それがアカウントから分かる人。ひねりの聞いたおもしろい投稿ができる人。なんだかすごい人と繋がっているすごい人。
SNS経由で仕事が来る人って、そういう人なんだろうなぁと思っていました。
でも今、私にもSNS(今日のお話はTwitter)を通して仕事が来るようになっています。
なぜ?
なぜ私に?
その疑問を解明するため「仕事の依頼が来るようになった」私のTwitter運用の始まりから今までの記録を、このnoteにつづりたいと思います。
SNSを仕事に活用してみたいという方の、一助になれば幸いです。
「Twitter」本格運用にあたり、プロフィールを整える
私がTwitterのアカウントをつくったのは、2010年のこと。そこからずっとログインすることもなく、ほったらかしにしていました。
ほったらかしにしていたアカウントがこちらです。
(あ、フォロワーさんがすでに226人いる…)
こちらのアカウントを2020年5月より、本格的にお仕事アカウントとして運用することにしました。
そこで最初に行ったのは、プロフィールの変更です。
↑現在のプロフィール
・アイコンを顔写真に変更
・「なんだそれ!」と気になるキャッチコピーをつける
(例:書くことから逃げたい)
・仕事の実績が分かるページをnoteでつくり、そこへ飛べるリンクを貼る
主に上記の変更を行いました。
アイコンの後ろに設定している写真は、フリー画像です。
ただ、どんな画像にすればいいのか分からなかったので気になるものを2~3枚用意し、Twitterの投票機能を使い「どの画像をプロフィールで使ったらいいと思いますか?」とみなさんに聞いて、1位になった画像を使うことにしました。
フォロワー~1000人までの運用方法
プロフィールを整えたあとは、
・毎日投稿文字数ぎりぎりで1ツイート以上
・「自分は何者なのか?」に沿った投稿
(例:ライター、フリーランス、広報)
・関連する領域の人をこまめにフォロー
・空いた時間、気になる投稿に「いいね」をする
のような運用を行っていました。大層なことは何ひとつしていません。
1ツイートを継続するのが難しいときは予約投稿できるツールを使っていたこともありましたが、やっているうちに習慣化して1ツイートくらいは毎日できるようになりました。
具体的に、どんなことを発信していたのか?については、私の肩書きが「ライター」「フリーランス」「広報」なので
・ライター募集情報
・フリーランスあるある
・お仕事体験談(特定される書き方はしない)
・「いいな」と思った記事・施策のシェア
・「いいな」と思った出来事のシェア
・朝見たニュースで気になったこと
のような発信をしていました。
よく「有益性のある投稿をすること」が、Twitter運用法にあるかと思います。でも私の場合は共感系の投稿にリアクションが多く、フォローやいいねをしてもらうことが多かったように思います。
何かのプロでも専門家でもすごい実績があるわけがなくても「共感」を得ることはできるのだなぁ、共感はSNSでは大事な要素なのだなぁ、とやってみて感じました。
あとは、見た人に笑ってもらえるとうれしいので、ネタ的な感じの投稿も徐々にしていきました(妄想会社員シリーズ)
この先ずっとフリーランスで会社勤めはもうないかもと思ってるので「先輩、出張でした?」「違うけど」「だってあそこの萩の月、先輩からって書いてるし、お土産でしょ?」「ああ」「プライベート?」「そうそう」「え、誰とですか」「誰とですかな」「誰となんですか」みたいなやりとりに憧れてます
— すだあゆみ|「書くことから逃げたい」広報ライター (@ayumi_suda_) July 9, 2021
この先ずっとフリーランスで会社勤めはもうないかもと思ってるので「先輩、誰なんですか。七夕生まれの有名人」「まずは研ナオコな」「最初に出すカードが強めですね」「あとは歌手のMISIAな」「へ~」「俳優の堤真一も」「ふ~ん」「あとお前な」「… 知ってたんですね」みたいなやりとりに憧れてます
— すだあゆみ|「書くことから逃げたい」広報ライター (@ayumi_suda_) July 7, 2021
Twitterでは、実際に体験したこと、おもしろいことや変わったこと、言いたいけど表だって言えないことなどにリアクションが多いなと感じています。
投稿に有益性などなくても、こうして1000人以上のフォロワーさんができたというのは事実なので、もし「有益性のあることつぶやかなきゃ……」としんどさを感じられる人がいたら、私みたいな共感系のつぶやきで1000人いく人もいます。
そして運用を始めて2~3週間でフォロワーさんが1000人を超えました。Twitterから仕事の依頼が来るようになったのはこのあたりからです。
転機はフォロワーが1000人を超えたとき
この「1000人」というのが、ひとつの区切りなのかなと個人的に思います。
私の場合は1000人を超えたあたりからWEBメディアへのライティング依頼やインフルエンサー的な活動の依頼などが来るようになりました。
フォロワー1000人にするためには、いろんなノウハウがネット上にあるかと思いますし、それはどれも本当で、そのまま実践すれば1000人を達成することは難しくないと思います。
私も10年前につくったTwitterのアカウントを本格的に動かそうと思った2020年の5月には「1000人なんて無理でしょう」と思っていました。そしてSNSそのものへの恐怖感や嫌悪感も、実は少しあったんですね。
だから、これはビジネス実験だと思うことにしたんです。純粋にSNSを楽しんでいたわけではなく「これは仕事だ」と、ある程度割り切って運用していました。
フォロワーさんが1000人を超えてからの運用については、当初設定した投稿内容をあまり意識はしていません。
忠実に守り続ければ、きっとフォロワーさんを増やすことはできるんだろうなぁという実感はありますが、今は自分が勉強したことや、気になったことをつぶやくなど記録代わりに使い、フォロワーさんに分からないこと・知りたいことを教えてもらうツールになっているので、完全にプライベート寄りになっています。
もしもSNSをお仕事に活用してみたい、その効果を実感してみたいという方は少しがんばって「1000人」を目指してみてはいかがでしょう。
自分で体験してみると、なかなかおもしろい世界です。