著者のWebメディアからの転載記事です。
(著者:黒田悠介さんからの承諾はいただいております)
概要
2017年2月18日に産声をあげたFreelanceNow。当初はシンプルなFacebookグループとして、身近なフリーランス数十人を集約したところから始まりました。
オンラインだけでなく、3回ほどリアルな場でFreelanceNightというイベントを開催したりもして、毎回60人~90人ほど集まるようにもなりました。フリーランスを横で繋ぐことができたかなと思います。
なぜこのコミュニティを作ったのか、というのをよく聞かれるのでここで答えておきましょう。
なぜこのコミュニティを作ったのか
その頃は「フリーランスを紹介してほしい」という相談が増え続けていて、その一つ一つに私が間に入っていたのでは手に負えないという理由で、このFacebookグループを立ち上げました。そして、
フリーランスをここに集めておいたからご自分で探してください!
というように、フリーランス探しの相談に応じていくようになりました。つまり、FreelanceNowは私のフリーランス紹介省力化のために始まったグループなのです。
フリーランスの活躍の場が増える機運があるのに、私がそのマッチングのボトルネックにはなりたくありませんでした。
そのうちに、フリーランス探しの相談を受けること自体が手に負えなくなりました。そこでGoogleフォームを相談窓口にして、私が直接応答しなくてもいいような仕組みにしていきました。そして、
フリーランスを探したければここに概要を書いておいてください!
というように、直接のやり取りを減らしていきました。
現在は公式サイトにその依頼用のGoogleフォームを設置していて、年間200件以上のお仕事をいただいています。半分以上が私の知らない人からの依頼です。また、案件の増加に伴ってメンバーも増え、今では1,400名以上になりました。自分でもちょっと驚きです。
こうなるまでには、しかし、時間や労力をかけたわけではありません。成長の裏には2つの理由があります。
正のフィードバックループと自動化
成長の理由の1つめ。それは正のフィードバックループです。具体的には、案件が集まればフリーランスが集まり、フリーランスが集まれば案件が集まる、というループ。とてもシンプルで強力なこのフィードバックループのおかげで、ほとんど私が営業しなくてもいい状態になりました。
2つめの理由は自動化です。具体的には、Googleフォームからの依頼はZapierという自動化ツールによってテンプレートに当てはめられ、FreelanceNowのFacebookグループに自動投稿されています。
この正のフィードバックループと自動化のおかげで、私が何もしなくても成長するコミュニティにすることができました。
もしも収益化を意識してマッチングの間に無理矢理入って仲介料を取ろうとしていたら、このフィードバックはすぐに減速していたことでしょう。個人事業主として「趣味」でやっているのが功を奏したのだと思います。
FreelanceNowのこれから
これ、よく聞かれます。でも、正直あまりはっきりとは決めていません。このコミュニティを使ってマネタイズするのかどうかも分からない。何倍もの規模にするかもしれないし、これくらいの規模に留めるかもしれない。
でも、このコミュニティのおかげでちょっとでもフリーランスの活躍の場が増やしたい。それだけは変わらないですし、それが最も私にとって嬉しいことです。
副次的な効果として、このコミュニティのおかげで自己紹介がやりやすくなりました。ディスカッションパートナーという得体の知れない肩書きよりも、「フリーランスが大好きでコミュニティやってる人です」の方が分かりやすいですからね。
フリーランス大好きおじさんとして、これからもじっくりとこのFreelanceNowという偶然の産物を育てていきたいと思います。
これからもFreelanceNowをよろしくお願いします!